Audi Q2のCMで少しですがエルヴィスの
ハワイ公演の映像が使用されていますね!
短いですが、アロハフロムハワイの映像の
興奮が甦りました笑

そこで今回はその公演の中でお気に入りの曲、
What Now My Love
邦題:そして今は


を紹介いたします。


この曲はフランスのシャンソンで、
オリジナルはジルベール・ベコーが
歌っていたようです。
他にもフランク・シナトラもカバーして
いますし、日本でも越路吹雪さんなど
多くの人が歌っています。
国を越えてたくさんの人によって
歌われているようですね。
ちなみに、クラシックのボレロと
同じコード進行を持つ曲とのことです。

この曲は、こんなフレーズで幕を開けます。

『♪What now my love,
now that you've left me
How can I live through another day

このフレーズからも読み取れますが、
愛する人が自分のもとから去って、
絶望している状況を歌っています。
ボレロと同じコード進行ということもあり、
出だしはとてもシンプルに感じます。
しかし、やはりクライマックスは
エルヴィスの歌唱力により、
とてもドラマティックに盛り上がるのです。

『♪What now my love
Now there is nothing
Only my last Goodbye
Only my last Goodbye


これがラストのフレーズで、
まさにクライマックスという感じで
盛り上がるのですが、アロハフロムハワイでは
この一つ目の『Only my last Goodbye』の
『last』の箇所が特にお気に入りです。
「らぁあぁあぁあ」という、まるでセリフが
始まったかのような、楽譜通りでは決して
ないであろう歌い方がとても良いです。
ちょっと文字では伝わりにくいですね(笑)
是非聴いてみてください!

心に突き刺さるような悲痛な叫びの表現が
素晴らしいです。
力強くも儚い、相反するであろう要素を
融合させる歌声はやはりエルヴィスならでは
です。
後から知ったのですが、このときエルヴィスは
プリシラとの離婚調停中だったとのことで、
もしかすると自分の心境と重ね合わせて
いたのかもしれないですね・・・
エルヴィスの気持ちを思うと
こちらも胸が引き裂かれそうになります。
そんな状況下でも観客の心を震わせる
ショーを魅せてくれるエルヴィスは
やはり真のエンターテイナーだと思います。

ちなみに件のCMの動画も貼っておきます。
0:32頃~からエルヴィスが登場します!
是非ご覧になってみてください。